日程調整システム比較５選！料金や特徴を解説

働き方改革や新型コロナウイルスの流行により、WEB会議が増えるとともにオンラインで会議の日程調整を行えるシステムへの需要が高まっています。本記事では、5つの日程調整システムを紹介し、その機能や特徴を比較しながら紹介します。

日程調整システムとは

日程調整システムとは、会議や打ち合わせといったビジネスから個人的なイベントまで、参加者の日程調整が必要となる場面での作業をほとんど自動化してくれるシステムです。

おそらく馴染みのあるサービスは「複数人で空いている時間を投票して参加できる人が多い日に決定する方式」かと思いますが、そのような「投票型」の他に、カレンダーの空いている時間を自動抽出して相手に選んでもらう「予約受付型」や、候補日程を相手に提案してその中から選択してもらう「候補提案型」などもあります。

導入のメリットとしては、

• 会議等の詳細を個別で説明しなくて済む
• 日程候補日を挙げ連ねる必要がない
• 複数の人と同時に日程調整を行える

といったようなものがあり、日程のすりあわせにかかる手間や時間を大幅に削減することで、仕事全体の効率化を図ることができます。

DR.Works

Dr.Worksは株式会社BEARTAILが運営するWeb会議特化型の日程調整・営業支援ツールです。

出典：DR.Works

機能や特徴

• 多数のWeb会議ツールと連携
• 「商談相手ファースト」の機能が搭載

といった点が特徴的です。

Web会議に特化しているだけあり、Zoom・Google Meet・Teams・skype・Wherebyといった多数のWeb会議ツールとの連携ができるほか、Googleカレンダー等のカレンダーツール、SlackやChatworkといったチャットツールなど、2000以上のサービスとの連携が可能です。また、日程調整を行う際の相手の手間が徹底的に削減されるとともに、事前のプロフィール共有や会議ルームの代替提示などを自動化されるため、商談相手からの印象アップに繋がる点も魅力的でしょう。 カレンダー連携にあたって予定詳細が一切保存されないなど、セキュリティ対策もしっかりしています。

料金・プラン

月額料金0円のフリープランと月額費用0円～のベーシックプランが用意されており、ベーシックプランの詳細な料金については要問い合わせです。また、フリープランは1対1での日程調整向けに作られているため、複数人での調整を行いたい場合は注意が必要です。

調整アポ

調整アポはクラウドシステムRECEPTIONISTが開発・販売しているシステムで、4000社以上の幅広い企業に利用されています。

出典：調整アポ

機能や特徴

• シンプルで分かりやすい操作画面
• 様々なツールと連携可能
• 対面型の会議にも対応

といった点が特徴的です。

RECEPTIONIST提供のシステムということもあり、SalesForceとの連携が可能となるほか、受付システムと連携し、日程調整と同時に来客用のQRコードor受付コード発行や来客管理、会議室予約までもワンストップで行うことが出来ます。もちろん、ZoomやGoogleカレンダー、Chatworkなどとの連携も可能です。 また、操作のしやすさには定評があり、調整相手も従業員も負担なくスムーズに扱うことが出来ます。

料金・プラン

スタンダードプランとエンタープライズプランがあり、エンタープライズプランのみSalesForceとの連携が可能となります。詳細な料金については問い合わせが必要です。

TimeRex

TimeRexはミクステンド株式会社が提供している日程調整自動化ツールで、20000人以上の登録実績を誇るシステムとなっています。

出典：TimeRex

機能や特徴

• Microsoft365またはGoogleカレンダーのアカウントがあれば利用できる
• 使いやすいUIUX
• 安心安全のセキュリティ

といった点が特徴的です。

上記2つのシステムに比べ、連携できるツールがGoogleカレンダー・OutlooK予定表・Zoom・Teams・Google Meetの5つのみとやや少なくはなっていますが、どれも比較的知名度の高いツールであり、これらをよく利用する企業の場合特に問題はないでしょう。また、操作もしやすくMicrosoft365またはGoogleカレンダーのアカウントがあれば利用できるなど、ITにそれほど詳しくない初心者でも気軽に使うことが出来ます。 「ISO27001」の認証を取得しているほか常時監視、脆弱性検査なども行われており、セキュリティ面でも安心です。

料金・プラン

フリープラン（0円）、ベーシックプラン（社員一人につき750円～/月）、プレミアムプラン（社員一人につき1250円～/月）の3つのプランがあります。基本機能は完全無料ですが、フリープランでは複数人での日程調整はできないなど制限も多くなっています。

eeasy

eeasyは株式会社E4が運営する日程調整システムで、ベンチャー・中小企業を中心に導入が進んでいます。

出典：eeasy

機能や特徴

• 高いカスタマイズ性
• 日程調整はURLを送るだけ
• 対面型の会議にも対応

といった点が特徴的です。

グループウェアと連携することで日程調整を行うシステムであり、URLを送るだけという簡単な作業であらゆる日程調整が自動化されます。またカスタマイズ性も高く、「３社間調整」や「上司との同行」などあらゆる調整パターンに細かく対応してくれます。 そのほか、移動時間が自動で考慮されたりURLを投げるだけで場所・会議方法までの調整が完了したりと、対面型の会議にも十分利用できるツールと言えるでしょう。

料金・プラン

料金が発生するのは調整が多かった人の人数分のみとなっており、月間の調整回数が6回未満の社員は無料、６回以上の社員は850円/月での利用となります。初期費用はかかりません。

Jicoo

jicooはjicoo株式会社提供の日程調整システムで、日程調整をベースに様々な業務を効率化してくれます。

出典：Jicoo

機能や特徴

• 豊富なカスタマイズ機能
• ルーティーン作業も自動化
• ワークフローと連携したタスク管理が可能

といった点が特徴的です。

最も特筆すべきは豊富なカスタマイズ機能で、予定の内容や相手に合わせてSlackやメール通知の内容、タイミング等をカスタマイズしたり、表示・編集権限をチームでのメンバーの役割に合わせて変更したりできるほか、予約ページのロゴ、オリジナルのカバー画像、デザインを利用に合わせて選択することも可能です。 また、ルーティーン化された業務は自動化されたりワークフローと連携できたりと、より効率的な業務に繋がる機能も満載です。

料金・プラン

月額料金０円のFree、社員一人につき980円/月のStartup、社員一人につき1320円/月のProの3つのプランがあります。こちらもFreeプランでは1対1での日程調整までとなっているので、本格的な導入を考える場合はStartup以降が良いかもしれません。

各サービス比較ポイント

料金については千円弱～が相場で、フリープランが用意されているシステムも多いようです。ただしフリープランは基本的に1対1での日程調整向けに作られているため、お試し用として認識した方が良いかもしれません。 また、機能が多ければ多いほど良いというわけではなく、どのような形式で日程調整を行いたいかや、どういったシステムとの連携を重視するかなど、自社が必要としている機能を予め見定めておく必要があると言えます。

自社に合ったサービスをしっかり検討し、より一層業務の効率化を図りましょう。