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【人事評価システム】人事評価をシステム化して業務効率UP!おすすめのサービスとは?

人事評価制度は様々な企業で取り入れられていますが、システムを導入していない人事担当者の方の作業量は計り知れません。

社員数名の会社などでは、人事評価に対する時間やコストはそれほどかからずに済みますが、企業規模が大きければ大きいほど人事担当者の負担量は比例して多くなります。

そこで今回紹介するサービスが『人事評価システム』です。

『人事評価システム』を導入することでどんなメリットがあるのか、また導入を検討している方向けにどのようなサービスがあるのかを詳しくご紹介します。

『人事評価システム』とは?

人事評価を仕組み化できている企業でも、『人事評価システム』を導入することをおすすめします。

社員がどのような成果を発揮したか、どのような貢献をできたのか、などを基準として「社員を評価するシステム」のことを『人事評価システム』と呼びます。

社員の評価は間違ってはならないことはもちろん、その評価をした経緯や裏付けも記録として残しておかなくてはなりません。

特に人事担当者は、人事評価によって社員の給与を決定することや、部署移動などの参考材料にすることも多くあると思います。

その作業をシステムを導入することによって、確立した仕組みにすることができます。

昨今での『人事評価システム』は、クラウド化対応となっており、クラウド上で社員の評価管理が可能となっています。

アプリケーションを特定のパソコンにダウンロードして使うのではなく、どの場所にいてもどのデバイスでも確認、作業ができます。

『人事評価システム』導入のメリット

1.人事担当者の負担軽減

人事評価は簡単なものではなく、また簡単に済ませてしまうことのリスクもあります。
評価によって給与が変わることも多くあるため、社員の評価は厳密に行う必要があります。

その分マンパワーで数十人〜数百人の評価を行うことは労力や時間などのコストも大きくなります。

しかし、『人事評価システム』を導入すれば膨大なデータの回収や分析を短時間でシステムが自動で行ってくれます。

それだけではなく、評価項目の設定も容易のため人事担当者の作業量が軽減されます。

2.客観的評価による公平性

人事評価を行う上で、主観は排除しなくてはなりません。
「目に見える成果は出していないが、努力している姿は良く知っている」などの主観が入ってしまうと社員を正しく評価することが難しくなります。
また、公平性がない人事評価は社員にとって不信感を煽る原因となります。

様々な評価項目をシステムが判断し、集計することによって人の主観が排除され、客観的で公平性をもつ人事評価を行えるという大きなメリットがあります。

3.質の高い人事評価

人事評価でミスがあると社員の公平性が保たれなくなってしまいます。
人事評価に納得感がないと、社員は会社への不信感やモチベーションの低下などを促してしまい、会社を去る人も多くなってしまいます。

しかし『人事評価システム』を導入することによって、細かい評価項目を設定できるため、質の高い人事評価を行うことができます。
評価項目は多ければ多いほど、より厳密な人事評価になりますが、人が行うことを考えるとその分労力と時間は要します。

それらをシステム化することによって評価項目を詳細に設定し、質の高い評価を行えるというメリットがあります。

4.社員個人や会社全体としての課題発見

『人事評価システム』導入により、以上の効果が確立されたとき、社員一人ひとりの課題や総合的に見た時の企業としての課題を明確に知ることができます。

人事評価は給与を決めるものという性質だけでなく、より会社を成長させるために必要不可欠なものです。
誰がどんな仕事に強いのか、向いていない仕事はどのようなものかを人事評価を通じて明確化することによって、企業としての対策が取れます。

課題を克服し続けることが成長に必要ですので、その課題発見のキッカケにもなります。

人気の『人事評価システム』4選

以下では近年注目されている人気の『人事評価システム』をご紹介します。
特徴や費用等で、どのシステムが企業に合っているかを確認してから導入を検討するととをおすすめします。

自社の人事評価制度に合っていないものを選んでしまうと、逆に人事担当者の手間を増やしてしまう恐れがありので、注意が必要です。

1.『カオナビ』

出典:カオナビ

『カオナビ』の特徴

サービス名の通り、社員の顔写真をシステム上に登録するとこによって、直感的に社員の情報を把握、または管理することができる人事評価です。

現在企業で取り入れられている「360度評価」や「OKR」「KGI・KPIの管理」などにも対応しています。
評価項目はドラッグ&ドロップで簡単にカスタマイズできるため、必要データを楽に編集・管理することができます。

評価の進捗管理や、レポートの作成なども簡単にでき様々なデータの可視化が可能です。
また、「スキル・能力」や「過去に行った評価履歴」なども一元管理できます。

そしてなにより、人事評価を行う上で顔写真を用いるメリットとして、入社したばかりの新入社員の顔と名前が一致することで、人事担当者も簡単に覚えることができます。

『カオナビ』のプラン

「データベースプラン」
・人材データベース
・社員情報ソース
・社員リスト
・組織ツリー図

「パフォーマンスプラン」
・データベースプランの全て
・評価ワークフロー
・社員アンケート

「ストラテジープラン」
・パフォーマンスプランの全て
・配置バランス図
・社員データグラフ
・ダッシュボード

上記全てのプランに以下のオプションが無料で付帯します。
・人材採用アシスト
・スマートフォンアプリ
・シングルサインオン
・API連携
・セキュリティ

2.『HRMOS評価』

出典:HRMOS評価

『HRMOS評価』の特徴

「OKR」「360度評価」に加え、「MBO」や「コンピテンシー評価」などあらゆる人事評価に対応しておりその幅の広さが特徴です。
また、カスタマイズ性の高さから役割や役職に応じて細かく評価シートを設計することで質の高い人事評価を行うことができます。

また、「フィードバック機能」もあり細かい評価制度の運用ができ、チームや社員個人のKPI・KGIや、評価プロセスをサポートすることができます。

『HRMOS評価』は人事評価に用いるだけでなく、API連携によりスキルや給与などの様々なデータを一元管理できます。

評価シートの未入力者にはリマインドをされるほか、組織改変や人事異動などのタイミングで評価者の更新が簡単に行えるというメリットもあります。

『HRMOS評価』の料金・プラン

初期費用498,000円〜
月額費用85,000円〜

3.『HRBrain』

出典:HRBrain

『HRBrain』の特徴

人事評価はもちろん、チームや社員個人の目標や、評価管理のプロセスを一元管理できる人事評価システムです。
また、それらの目標をシートに合わせて1on1のフィードバックを残すことで社員の育成やコミュニケーションを促進することも可能です。

「MBO」や「OKR」をはじめとした評価制度の豊富なテンプレートを搭載しています。

人事評価に必要なデータの集計は、「評価者別」「スコア別」などの様々な観点から分析することができるのでより効率的に評価を行えます。
また、データ集計の切り口の多さから評価の裏付けができ、納得感のある評価を社員にすることができる点でもメリットがあります。

『HRBrain』の料金・プラン

月額69,800円〜
人事スペシャリストが担当でつき、運用できるまでサポートしてくれます。
操作や相談などは無制限で利用可能です。

4. 『あしたのクラウドHR』

出典:あしたのクラウドHR

『あしたのクラウドHR』の特徴

3,000社以上の導入実績を基にした人事評価制度の構築や運用ノウハウを活かし、独自の機能で評価業務フローを一元管理できる人事評価システムです。
社員情報に登録する目標設定から、評価はもちろん給与決定まで全ての評価フローを管理できます。

集計機能や分析機能も充実しており、評価を行うための切り口(評価軸別や評価者別など)が豊富なことや、評価結果から給与決定までの自動計算機能なども搭載されており、人事担当者の負担を格段に減らしてくれます。

評価シートは細かいカスタマイズが可能なので、会社で取り入れている人事評価制度の再現も可能です。

『あしたのクラウドHR』の料金・プラン

月額60,000円〜
プランやオプションも用意されており、無料デモや見積もりがHPからできます。

まとめ

人事評価を行う上で最も重要なことは、公平性をもって評価を行うことです。
社員のモチベーションにも影響する人事評価にミスは許されません。
逆にいえば、正しい人事評価を行うことができれば社員の満足度やモチベーション向上の起因となります。

人事担当者の負担量は会社規模が大きければ大きいほど大変でコストのかかる作業となります。
『人事評価システム』の導入は、公平性も保った人事評価をするだけでなく、人事担当者の負担軽減にもつながり、総合的に見てコスト削減にも繋がります。

しかし会社の特徴や既に取り入れている人事評価制度と合っている人事評価システムを導入しないと、余計な労力や時間を費やしてしまうことにもなるため、自社にあったシステムをしっかりと検討した上での導入をおすすめします。

人事評価システムを導入していない会社であれば、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。