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時間管理(タイムトラッキング)アプリ比較5選!料金や特徴を解説

コロナウイルス対策の一環として在宅勤務が増え、お互いの時間管理が把握しづらくなっている昨今、時間管理(タイムトラッキング)アプリ・ツールの需要が高まっています。本記事では、5つの時間管理アプリを取り上げ、機能や特徴を比較しながら紹介します。

時間管理(タイムトラッキング)アプリとは

時間管理(タイムトラッキング)アプリとは、その名の通り、作業時間を記録することで何にどのくらい時間をかけたかを把握できるようにするツールです。 これにより自分の時間の使い方を可視化できると、

  • スケジュールが立てやすくなる
  • タスクに優先順位をつけられる

等のメリットが見込まれるほか、時間になるとスマホ画面にスケジュールが通知される「リマインダー機能」の備わったものや共有機能のあるものもあり、チーム全体でも時間管理へのモチベーションが上がります

お互いの作業時間を把握し合い改善を続ける事で、生産性が高まり大幅に仕事効率をアップさせることができると言えるでしょう。

Toggl

TogglはTogglOÜが開発したタイムトラッキングアプリで、シンプルな操作性を魅力としています。

出典:Toggl

機能や特徴

  • 操作がシンプルで簡単
  • 複数の端末でデータが同期できる
  • 通知機能搭載

といった点が特徴的です。

作業に際し、「作業名」「プロジェクト名」を設定してスタート・ストップボタンを押すだけで、簡単に時間測定を開始・停止できます。つい計測を忘れてしまうこともあるかと思いますが、後から手動で追加・編集を行うことができる点も安心でしょう。 また、Webブラウザ、Andoird、iPhone、PCクライアントといろいろなデバイス扱うことができるほか、通知機能が搭載されていたり複数人での使用が可能であったりと、仕事を行う上で便利な機能がしっかりと備わっています。

料金・プラン

無料で利用することもできますが、有料版の場合、9ドル/月のスタータープラン、19ドル/のプレミアムプラン、カスタム価格のエンタープライズの三つのプランがあります。海外発のアプリということもあり、料金設定にドルが使われているほかデフォルトの言語も英語となっていますが、言語設定を日本語に変更することは可能です。

Mystats

Mystatsはビジネスから体重管理・トレーニング記録にまで活用できる自由度の高い時間管理アプリで、App Storeのビジネス無料で1位を獲得しています

出典:Mystats

機能や特徴

  • 作業内容と時間をグラフで可視化
  • タスク入力可能
  • 高いカスタマイズ性

といった点が特徴的です。

何にどれだけ時間を使ったかを明らかにする「時間アクティビティ」と日ごとの成果や状態を記録してその推移を追える「日別アクティビティ」の2種類によって記録・分析が行われ、アクティビティは自分の好きなように組み合わせることができます。また、タスクや目標メモを残しておけるほか、円グラフや折れ線グラフで達成度が表示される点も便利でしょう。 現在はiPhone・iPod touch・iPad向けアプリとしてのみ提供されていますが、今後に向けて利用可能なデバイスを増やすことが検討されています。

料金・プラン

全ての機能が無料で利用できます。

Time Crowd

Time Crowdは2,000以上の企業で導入されている在宅勤務・テレワーク対応時間管理ツールで、データの「見える化」に特化した機能が魅力です。

出典:Time Crowd

機能や特徴

  • Googleアカウントで簡単ログイン
  • メンバー機能搭載
  • 各種ツールとの連携可能

といった点が特徴的です。

在宅勤務・テレワーク対応時間管理ツールを謳うだけあり、作業時間を記録してレポート化するだけでなく、メンバー機能によってオンラインでメンバー1人ひとりの進捗を把握することができます。共有されるのは時間とタスクだけなので束縛感もあまりありません。 また、Webhookを用いてSlackに作業履歴を通知したり、Google Calendarと連携して記録したタスクを表示させたりと、外部ツールとの連携による効率化も期待できます。

料金・プラン

チーム向けは有料プランとなっており、従業員1人当たり550円/月のスタンダードプランと従業員1人当たり880円/月のエンタープライズプランの2種類があります。後者は安心の導入サポート付きであるほか、ユーザーごとに一部機能制限を付けたりとより使いやすい仕様となっています。

Timesheet

Timesheetはカレンダーを使って時間を管理するアプリで、飽きないデザインや使いやすさが魅力となっています。

出典:Timesheet

機能や特徴

  • カレンダーを使って作業時間を記録
  • 繰り返しアラーム機能搭載
  • Apple Watch対応

といった点が特徴的です。

Timesheetの作業時間データはアプリ内には保持されず、iPhoneデフォルトのカレンダーに登録されてiCloudカレンダーで確認できるようになるほか、Googleカレンダーとも同期が可能です。そのため、アプリがなくてもカレンダーで内容が見られるという長所があります。 また、Apple Watchと連携して腕時計で簡単に時間を計れたり繰り返しアラーム機能でストップウォッチの止め忘れを防いだりと、時間記録にかかる手間を極力省いてくれます。

料金・プラン

アプリの購入代金は490円(全ての機能が使用可能)となっています。

GotoGoto

GotoGotoはAI(人工知能)と会話することで日々の行動を記録できるユニークなモバイルアプリです。

出典:GotoGoto

機能や特徴

  • 会話の内容から作業時間や内容、作業場所などを取得し集計・解析
  • 作業時間だけでなくメンタル面もサポートしてくれる
  • 各種ツールとの連携可能

といった点が特徴的です。

人工知能とは何気ない話題から仕事の話題まで気兼ねなく楽しい会話をすることができ、その内容から自動的にライフログが作成されます。もともと「フリーランスの作業を見える化する」という目的の下作られたアプリだということもあり、在宅勤務への対応力も高く、メンタル面での管理も行い多角的でより深い解析を行ってくれます。 また、LINEやSlack、Facebook、Messenger等とのBot連携によってBotとの会話からGotoGotoに記録を残せるほか、TrelloやGoogleカレンダーとの連携も可能です。

料金・プラン

料金は無料となっています。

各サービス比較ポイント

チームでの利用 リマインダー機能 連携可能なツール 対応デバイス 料金 無料版
Toggl 10種類以上 8種類以上 0円~ ○ (30日間のトライアルもあり)
Mystats × × 2種類以上 3種類以上 0円
Time Crowd × 2種類以上 4種類以上 1人当たり550円~/月 ○ (個人向け無料プラン) (2週間のトライアルもあり)
Timesheet × 2種類以上 3種類以上 1人当たり490円
GotoGoto × × 10種類以上 2種類以上 0円

今回は五つのツールを取り上げましたが、在宅勤務が増え始めたのが最近ということもあり、ビジネスでの利用のみを目的とする時間管理(タイムトラッキング)ツールはまだそこまで多くはないようです。とはいえ、殆どのツールで簡単に作業内容・時間を記録してレポート化することができるため、どのアプリでもある程度の作業効率アップは見込めるでしょう。

ただ、機能が豊富であるに越したことはありません。例えば対応デバイスが多いとスマホで入力したデータがパソコンに同期されて手間が省けたりしますし、リマインダー機能によって大切な予定を忘れずにすんだり、あるいは連携できるツールが多いと使い勝手が良くなったりと、生産性が上がるのは確かでしょう。また、チームでデータを共有することができれば、よりビジネスツールとしての有効性が高まると言えます。

ビジネスを行う上で、タイムマネジメントは思った以上に重要な課題です。自社に合ったサービスをしっかり検討し、より一層業務の効率化を図りましょう。